プレママのための幹細胞 pregnancy
不妊症のための細胞治療
『不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の卵巣注入』および『不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の子宮腔内投与』は再生医療となります。
当院は、月経血幹細胞を用いた日本で初めての再生医療計画番号の受理を頂いたクリニックです(2020年8月時点)。
治療に際して、『再生医療等の安全性の確保等に関する法律 (平成26年11月25日施行)』を遵守して、細胞投与を行います。
- 再生医療計画番号:PB3200082(受理年月日2020年8月24日)『卵巣機能低下に対する自家月経血由来幹細胞の静脈投与』
- 再生医療計画番号:PB3230068(受理年月日2023年6月16日)『不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の卵巣注入』
- 再生医療計画番号:PB3230069(受理年月日2023年6月16日)『不妊症に対する自家月経血由来幹細胞の子宮腔内投与』
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月経血幹細胞とは
医学用語では、生理のことを月経と呼びます。
また、幹細胞とは、ダメージを受けた体を修復するために新しい細胞を補う力をもった細胞のことをいいます。つまり、体のメンテナンスをしてくれるような働きをもっています。
幹細胞は、脂肪や骨髄、歯髄、臍帯といった体のさまざまな部分に存在することが知られていますが、女性では月経血の中に多く含まれていることが分かっています。
これを月経血由来幹細胞と呼びます。
月経血由来幹細胞は国外でのヒトでの卵巣投与でも卵巣機能を改善する報告が得られており、子宮腔内投与でも子宮内膜の厚みを改善する報告が得られています。
当院の治療では、他の治療では効果を出すことが難しいとお考えの患者様を対象として、幹細胞を増やす原料としてご自分の月経血を用います。
一定の治療効果は期待できますが、すべての患者様に同じ効果や期待される効果が出るとは限りません。
当院では治療に際して十分なご説明をさせて頂いておりますので、治療に入る前に医師と必ず細かく相談して頂くことが必要です。
月経血幹細胞の卵巣注入
このような状態の患者様へ
- からだに傷をつけたくない方
- 不妊症でお悩みの方(採卵数の増加や良質な卵子の採取を希望される方)
投与方法
卵巣注入
細胞の採取に関して
月経血を用いるため、からだに傷をつけることはありません。痛みもありません。
期待される改善内容
卵巣予備機能の改善効果が期待できます。卵巣予備機能が改善することによって、採卵数の増加や良質な卵子の採取可能性が高まります。そのことにより、着床率や妊娠率が上がることが期待されます。
考えられる副作用やリスク
- 卵巣注入に伴う痛みを感じたり、出血が起こる可能性があります。
投与後のメンテナンスに関して
当院では、治療後に良好な体調を保持して頂くためにも、投与後の定期的なご通院をお願いしております。
治療費
工程 | 費用 |
採血・検査 | 3万円 |
細胞採取 | 3万円 |
初期培養 | 54万円 |
後期培養 | 25万円 |
細胞投与 | 5万円 |
2回目・3回目:細胞培養・投与 | 45万円 |
計 |
1回:90万円(税込99万) |
3回:180万円(税込198万) |
※ 海外在住の方は、治療費用が異なります。クリニックまでお問い合わせください
月経血幹細胞の子宮腔内投与
このような状態の患者様へ
- からだに傷をつけたくない方
- 不妊症でお悩みの方(子宮内膜の厚みを改善し、受精卵が着床しやすくなる可能性が高くなることを希望される方)
投与方法
子宮腔内投与
細胞の採取に関して
月経血を用いるため、からだに傷をつけることはありません。痛みもありません。
期待される改善内容
成長因子の分泌および子宮内膜の細胞の活性化を介して、子宮内膜の厚みを改善し、受精卵が着床しやすくなる可能性が高くなることが期待されます。
考えられる副作用やリスク
- 細胞の子宮腔内投与にチューブを挿入するため膣や子宮内の擦過傷が起こる可能性があります。
投与後のメンテナンスに関して
当院では、治療後に良好な体調を保持して頂くためにも、投与後の定期的なご通院をお願いしております。
治療費
工程 | 費用 |
採血・検査 | 3万円 |
細胞採取 | 3万円 |
初期培養 | 54万円 |
後期培養 | 25万円 |
細胞投与 | 5万円 |
2回目・3回目:細胞培養・投与 | 45万円 |
計 |
1回:90万円(税込99万) |
3回:180万円(税込198万) |
※ 海外在住の方は、治療費用が異なります。クリニックまでお問い合わせください
診療曜日
毎週金曜日
治療の可否は小川医師の診察により決まります。
ご予約に関して
- 診察のご予約は、お電話でお願します。
- 当院では、ご本人様確認のためにも保険証の提示をお願いしております。
- 『再生医療等の安全性の確保等に関する法律 (平成26年 11月25日施行)』を遵守して行うため、各再生医療に関しては細かな条件を満たした方が対象となりますので、詳細はお問い合わせください。